赤羽のヴィンテージ集合住宅に寄生した芸術と文化の商店街
1927年に創業した赤羽冶金は、赤羽の工場で電熱線を製造する老舗企業。
その敷地は、工場のほかに、本社も入居する「リバーサイド赤羽マンション(築46年)」と、倉庫としての機能も持つ「赤羽パールマンション(築41年)」のふたつの集合住宅から構成されています。
2023年、 ワクワク賃貸によるアトリエ賃貸推進プロジェクトを発端に、キンミライガッキ現代支部とGarmentekhneがパールマンションの108号倉庫を間借りする形で、クリエイティブベースメント「Id108 / イドイチマルハチ」がスタートしました。
そして2024年、コンテンポラリーダンサー「Reconu」の参入をきっかけに、クリエイティブ拠点としての機能を拡大することに。
赤羽異地番街は、合計6つの展示空間・スタジオ・工場・実験場を備えるアーティストレジデンスの側面を持っており、
現在は合計3組のアーティストが、赤羽冶金の保有する住宅に住みながら赤羽異地番街を拠点に製作・実験・練習を行っています。
北区赤羽地区は大衆飲み屋街で認知されている一方で、民間の芸術・文化施設が少ないといわれています。そんなこの街にクリエイティブな価値を提供するリマーカブルな施設といえるでしょう。